ホクレア、日本へ

内野加奈子
by kanako_uchino
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プチ門松

夜なべで作ったプチ門松。

小さい頃、大きな門松を作る造園家の父や職人さんたちを
焚き火をしながら見るのが大好きでした。

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百年以上の間、日本の文化を大切に受け継いできてくれた
日系人のみなさんのおかげで、
ハワイでもお正月には、搗きたてのお餅やおせちや
いろんなものが揃います。
初詣やおみくじも!
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by kanako_uchino | 2008-12-30 22:27

クリエイティブに生きるすべての人へ

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ハワイの光をそのまま詰め込んだような絵本、
Peggy Chun『the Watercolor Cat』

私が大切にしている本のひとつです。

作ったのは、水彩画を通して
ハワイの美しさを描き続けてきた画家のペギー・チャン。

彼女は、ALSという病に冒されていました。
身体中から、少しずつ筋力が失なわれていくその病気は、
彼女の母親、そして双子の姉の命を奪った病でもありました。

利き手が少しずつ動かなくなった彼女は、左手で描き、
両手が動かなくなってからは、口で絵筆を握りました。

やがて口からも筋力がなくなり、
ほとんど絵筆をとることができなくなっても、
彼女は描き続けます。

絵は心で描くもの。
身体が動かなくなっても、
彼女の心は世界の美しさと奇跡を捉え続けます。

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そんなペギーに初めて会った日、
彼女はすでに全身の筋力を失い、
車イスに括り付けられるように座っていました。

ペギーはそれでも、唯一動く目を使って、
人とコミュニケーションすることができます。

「どんなことがあっても、描き続けて」

アシスタントの筆を通して、ペギーはそんなメッセージを
私の本に書いてくれました。

絵本の冒頭には、ゴッホのこんな言葉が添えられています。
  

 自分は描くことなんてできない
 そんな心の声が聞こえたら、まず描いてみること
 そうすれば、そんな言葉はいつしか消えていくから


それはどんなことにも通じることだと、
重い病を抱えながら描き続けるペギーの姿が
教えてくれているような気がした。


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唯一動いていた目も、この夏あたりから動かなくなり、
「意思疎通ができなくなったら抜いてほしい」という彼女の願いを尊重して、
生命維持のためのプラグが、先月抜かれることになりました。

愛する家族、子供や孫たち、そして何年もの間、毎日ペギーの家に通い、
彼女の手となり足となった、たくさんの友達に囲まれながら、
ペギーは静かに息を引き取りました。

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ペギーの人生を祝福するために開かれた礼拝には、
歌があり、フラがあり、涙あり、笑いあり。

世界に溢れる美しさとミラクルを見出し続けたペギーの人生を、
そのまま形にしたような、それはそれは愛に溢れた礼拝だった。

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aloha nō Peggy
we will keep drawing....
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by kanako_uchino | 2008-12-29 17:50

キャンドルナイト

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クリスマスの翌日、オアフ島から電気が全部消えてしまいました。

「すごい雨!もうすぐそっちに行くんじゃない?」

夕暮れ前に、ハワイ島の友達から電話があってから数時間後、
すうっと風向きが変わって、あちこちで雷が鳴り出した。

と思ったら、あっという間に停電!
どこもかしこも真っ暗。

島のメインの送電線が被害にあって、
オアフ島全体の電気が一気に消えてしまった。

まさに100万人のキャンドルナイト。

ろうそくのやさしい灯りの下、
毛布にくるまっておしゃべりしながら過ごす夜は、
何だかいつもより、ずっとゆったり流れる感じでした。

それにしても、見れば見るほどすごい雷・・・
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by kanako_uchino | 2008-12-28 18:44

aloha ke Akua

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He malu ke ao nei He mea ho'omaka me a'u
He malu ke ao nei He maluhia ka mana'o

Let there be peace on earth,
and let it begin with me

With every step I take,
let this be my solemn vow

To take each moment and live each moment
in peace, eternally

Let there be peace on earth,
and let it begin with me
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by kanako_uchino | 2008-12-24 10:30

みんな走った

ホノルルマラソン無事終了!

今年はフルマラソンと10Kあわせて約2万5千人が走った。
朝5時、真暗闇の中に大きな花火が上がって、スタート。
やっぱり2万5千人の迫力はすごい。

暗い上に雨まで降ってきたけれど、それでも道にはたくさん応援の人たちが
かけつけてくれていて、辺りいっぱいのポジティブなエネルギーのおかげで、
走るのもとっても楽しい。

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            普段ならもう消えているはずのイルミネーションも。


10Kまでのつもりだったのに、勢いで、ハーフまで走ってしまった。
そしてもちろんそこはゴールではないので、始めたところまで戻っていかなくてはならず、結局ものすごくいっぱい走った。

多分、今までの生きてきた中で一番長く走りました。

最後はほんとにもうムリ・・・と何度も思ったけど、
前を走っていった人のTシャツに
「進まなければ帰れない」
と書いてあって、がんばれた。

おかげで、チュラマナのまきちゃんや、笑顔で走る沖縄の島袋さんにも会えました。
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女子の優勝は、日本から参加の嶋原清子さん。
しかも嶋原さん、周防大島出身!
ホノルルマラソンにはたくさんの日本人が参加しているけれど、
優勝者がでたのは、今年で2回目。
おめでとうございます!!

参加者の最年長は90歳(!)のおばあちゃん。
実は彼女、数日前に69年も連れ添った旦那さんを亡くされたばかり。
「彼も私が走るのを望んでいたから」と予定通りの参加を決めた彼女は、
「年齢別部門で優勝したいです」とインタビューでやさしく微笑んでいた。

走るという、ただそれだけのことが、
こんなにもたくさんの人が惹き付けてる。
そして気が付いたら私もそのひとり。

このレースを支えてくれたボランティアは総勢9千人以上。
交通整理をしたり、道ばたで飲みものやスナックを配ってくれた人たち。
生演奏で盛り上げてくれた人たちや、声が枯れるまで応援してくれた人たち。
すてきな時間を本当にありがとう。

"You are ALL winner!"
(街頭のおばさんが掲げてくれていた言葉)
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by kanako_uchino | 2008-12-18 08:10

クリスマスプレゼント

12月に入って、街はもうすっかりクリスマス一色。
どこもかしこもきらきら飾られて、うきうき楽しい季節。

でもこの時期はいつも、アメリカの相変わらずの消費社会ぶりを目の当たりにする。

アメリカ人が去年のホリデーシーズンに使ったお金、

43兆9700億円!!!ひえ〜〜
もっといろいろなひえ〜を見てみたい人はホリデーエコノミーをどうぞ
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日本はそこまでじゃないかもしれないけれど、
あんまり人のことも言えないのかも。

でもやっぱり大切な人たちにギフトを贈り合うのって
すてきなことだと思う。

だから今年は、モノじゃないギフトがないか、いろいろ探してる。

そうしたら、結構驚くほどいっぱいあった。

疑問に思って行動に変えてる人たちがたくさんいた。

たとえば、、、、

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このSeva Foundationは、インドやネパール、チベット、カンボジアや南米などで
失明の予防や視力回復の治療を実施したり
(世界に3千7百万人いる目の見えない人のうちの8割近くが
 治療へのアクセスさえあれば、視力を取り戻すことができる)
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安全な水の確保を進めたり
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識字率やコミュニティヘルスの向上させたり
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ネイティブコミュニティの自立支援を進めている。
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この団体のギフトプログラムに申し込むと、
「あなたのサポートで、グアテマラに井戸を作るプロジェクトを
 進めることができました」
というようなカードが、プレゼントを贈りたい相手に届くというしくみ。

>>> Seva Foundation
http://www.seva.org


ユニセフCanadaにも同じようなギフトができるプログラムあり。
>>> Unicef Gifts of Magic
www.unicefgiftsofmagic.ca



もうひとつ、これはカンボジアから養子をもらって育てている友達に
教えてもらったプログラム。

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70年代のポル・ポト政権による大虐殺に加えて、貧困やエイズの蔓延など数々の苦境の中にあるカンボジアには、両親を亡くし、他に誰も頼る人のいない孤児たちが、今も驚くほどたくさんいる。

彼らの食べ物と服と住む場所と学費を確保するのに必要なお金は1日1ドル。1ヶ月3千円で、彼らの生活すべてと教育が賄える。それに注目したハワイのグループが、孤児たちとメールでつながりながら、フォスターペアレンツになることができるプログラムを作った。



たとえば、いつもギフトを交換しあう友達と、そのお金を出し合って、
グループでフォスターペアレンツになったりもできる。

>>> Email Foster Parents International
http://www.emailfosterparents.org


他にも、木を植えるギフトや、その土地に必要な家畜を贈るギフトなどなど、
歴史と実績のあるプログラムがたくさん。

ちょっと見回せば、モノよりステキな贈りものは、本当にたくさんある!
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by kanako_uchino | 2008-12-11 12:11

RUN for the CURE

最近、よく走っている。

走るのなんて自分には向いてないってずっと思っていたのに、
突然走るようになったきっかけは、2ヶ月前のあるイベント。

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「朝5時に来てね!」という友の言葉に、
 暗い道をてくてく。

こんな朝早くに、きっとまだ誰もいないな、、、と思いながら着いた先には、


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8千人の人だかり!

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人!人!人!
こんなに大きなイベントとは全然知らなかったので、ほんとにびっくりした。

そして、この山のような人たちは、みんなひとつの目的のために集まっていた。

ずばり、

「この世から乳ガンをなくすこと」

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           亡くなったおばさんのために走る女の子


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           お母さん、お姉さんのために走る人

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           愛する人のために走る人



アメリカでは現在、全女性のなんと8人にひとりが一生の間に乳ガンになるそう。
心から尊敬してやまないレジェンドサーファー Rell Sunnも、乳ガンで若くしてこの世を去っていった。

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このランを主催したのは、Susan G. Komen for the Cure という団体。
1982年にこの運動を立ち上げたNancyは、乳ガンに冒されベットに横たわる姉、Susanに向かって、「乳ガンをなくすためだったら、わたし何でもする」と約束する。

Susanが36歳の若さでこの世を去った後、姉との約束を守るためにNancyが始めたこの運動は、今や125以上の協賛団体と7万5千人のボランティアで運営され、全米はもとよりドイツ、イタリア、そして日本と世界中に広がり始めている。これまでに乳ガン撲滅のために集めたお金は10億ドル以上。

Nancy自身も後に乳ガンに冒されるけれど、
この運動が支援した研究のおかげで一命を取りとめた。


日本では、だいたい30人にひとりが一生の間に乳ガンになるそう。
アメリカに比べたら少ないけれど、30人にひとりって、
クラスにひとりは乳ガンになる子がいるっていうこと。

しかも、国を挙げての乳ガン対策で、早期自己発見やマンモグラフィー(Ⅹ線撮影)検診の普及を進めているアメリカやイギリスでは、死亡率が1990年から下がり続けているのに、日本では、死亡率・罹患率ともに右肩上がりが続いている。

日本だけで毎年約3万5千人が乳ガンにかかり、1万人近くの方が亡くなっている。
30代に入ると、子宮ガンよりも何倍も確率が高くなる乳ガンは、今、日本の女性が最もかかりやすいガン。

しかも乳ガンになるのは、女の人だけじゃない。男の人だって、乳ガンにかかる。
胸だけじゃなくって、脇の下にできることもある。

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走り終わった後に、たくさんのボランティアの人たちが、いろんなブースを作って、
そういうことを全部教えてくれた。


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会場は何もかもがピンク。

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トイレもピンク!


これだけたくさんの人に広まってるのは、
やっぱり楽しいっていうのも大きなカギかも。

乳ガンのsurvivorの人たちも、闘病中の人たちも、みんなピンクをまとって参加。

大変で辛いからこそ、楽しくいこうよっていう空気が会場一杯に流れていた。
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というわけで、乳ガンの知識と共に走る楽しさまで発見してしまい、
全く興味がなかったのに、シューズまで新調して走るようになった。

まだ走り始めて数ヶ月だけど、いいことがたくさん。
まず何より普段の生活で疲れにくくなった。
朝もすっきり目が覚めて、頭もクリア。
車でしか行けないと思っていたところに
走っていけるようになって、いつもの道でいろんな発見をするようになった。

勢いで、ホノルルマラソンにも参加することにしてしまった。
(あくまでも勢いなので、フルじゃなくって10Kの方)

今週末、今度は3万人の人と一緒に走る。
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by kanako_uchino | 2008-12-09 20:55

今年初!

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もうそろそろ来てるはずなのに。

どこにいるんだろう。

海に行くたびに、目は遠く向こうに彼らの姿を探してしまう。

探しているのは、
はるばるアラスカの海からやってくるザトウクジラたち。

彼らは毎年冬になると、ハワイのあたたかな海で子育てをするために、
北の海から長い旅をしてやってくる。

そんな彼らがやっと姿を見せてくれた。

夕焼けに染まる海をみていたら、突然プシューーっと潮が舞い上がった。
しかも岸からびっくりするくらい近く。

一頭が潮を吹くと、次から次へと、プシューー、プシューーと
あちこちで水しぶきが上がりはじめた。

みんな、おかえりーー!

そのうち、大きなカラダが水面から飛び出して、バーーンとジャンプ。

見えるかなあ。シャンプした後の水しぶき。
写真の右上のあたり。

海に入ると、クジラたちの歌がいつも聴こえてくる
大好きなシーズンがまたやってきた。
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by kanako_uchino | 2008-12-06 13:51

Coyote 冒険へのレッスン

Coyote No.33特集 冒険へのレッスン
[きみからはじまる世界へ]


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エッセイ「島はカヌー、カヌーは島」が、
初公開の写真と一緒に掲載されています。

第一歩を踏み出すための名作を集めた小冊子付きで、
そのふろくがついているところを開くと出てくるのは、
沖縄へ向かう海で撮影した、空を読むナイノアの写真です。


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by kanako_uchino | 2008-12-03 09:18